心の中がきれいになるの。

 稲川怪談で　戦後のいわゆる子どもを売る話を聞いた。

すげー時代だよなあと思ったけど

私が子どもの時も　けっこう簡単に子どもを養子に出すとか　そういう話あったな。

私は三人兄妹で　母親が私を産んだ後、体調が優れないことが多かったからなのか、

東京の叔母や伯母のところに預けてはどうなのか　みたいな話がけっこうあった。

今思えば　それぐらいして東京との関係も絶たないで暮らしていた方が

母親は幸せだったのかもしれないなと思う。

別に他人に子どもをやってしまうわけではないのだし、

親戚に預けるだけの話。

私もあのまま東京で暮らしていたかったしな。

稲川怪談も　もう３回目だけど、客席から近いと　目があった。

今、私に話しかけてくれていた。と思うね。

最初の３０分ぐらい　寝ていたからかもしれないｗ

聞こえていたんだけど、うつらうつら眠ってしまっていた。

ああいう人だから　私の中の何かが丸見えになっていているのかも。

婚活の話をしてくれたり。

興行に来る側も　緊急事態宣言が出ているところにやってくるわけだ。

来てくれるお客さんは本当に神様のように思えるんだろうな。

不安を抱えながらやってきた気持ちも　バレバレだったのかもしれない。

最後にこっちをむいて　アタマを下げてくれた気がした。

８４歳かあ。お元気だけど　本当にいつまでできるのかと考えるだろうなあ。